葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2016年9月13日火曜日

巨大キノコを見つけた!


 先週の土曜日に、定例の『里山散歩』が開かれました。今回の「目玉」は、栗拾いでしたが、栗はやっとイガが割れだしたばかりで、これからが本番のようです。それでも、参加者は、何箇所かの栗の木を巡っているうちに、そこそこの数の栗を拾うことができました。
 散歩が、終わりに近づく頃、雑木林で巨大な白いキノコが大きな輪になって群生しているのを見つけました。このキノコの輪は「フェアリーリング」と呼ばれて、ヨーロッパでは、魔女が集会した跡とか、妖精の世界への入り口などとたくさんの伝承があります。
 参加者の方にキノコの種類を調べていただいたら、「シロオニタケ」というのだそうです。確かに、地上に出たばかりの形は、鬼が持っている棘だらけの棍棒に似ています。


 葛城森は、平地林のため地形の変化に乏しい。しかし、たんねんに見ていくと、不思議なことや美しいものを発見したりと、興味が尽きません。これから、雑木林は一年でもっと美しい紅葉の時期を迎えます。ぜひ、毎月第二日曜日の午前中に開催される『里山散歩』にご参加下さい。



1 件のコメント:

つくば環境フォーラム・スタッフ さんのコメント...

キノコの名前を訂正します。正しくは、「シロオニタケ」だそうです。