葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2017年2月6日月曜日

木の虫下し



 現在、葛城の森の松林では、恐ろしいマツ材線虫病から松の木を守るために、薬剤の注入処理をしています。約300本の一本一本にドリルで穴を開けて薬をさしました。
これで、6月、7月頃にカミキリムシがやってきて、松の木にマツノザイセンチュウを感染させても大丈夫です。少し安心しました。
 薬剤メーカーの方に聞いたら、この薬のベースになっているのは豚の虫下し剤だそうです。確かに、人や家畜に寄生する回虫とマツノザイセンチュウも同じ線形動物だから、有効なのかもしれません。あまり、毒性もなさそうです。いわば、「木の虫下し」です。





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