葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2016年8月14日日曜日

「森のボランティア」と「8月度里山散歩」から

  今日は、初めての「森のボランティア」活動と8月度の「里山散歩」がありました。お盆の最中でもあるので、内心「参加者は少ないかな」と思っていたところが、いずれも多くの人に集まっていただきました。本当に嬉しいことです。ありがとうございました。

 
 森に入ると、いたるところで山萩(ヤマハギ)の花が咲いていました。栗のイガも、随分と大きくなっていました。この分だと、もしかすると次回の「里山散歩」では、栗の実を拾えるかもしれません。楽しみです。



 ところで、みなさんは秋の七草をご存知ですか? 
「女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(カワラナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛(クズ)、萩(ハギ)」の7つです。
 これらは、秋の草原に咲いているものばかりです。でも、日本の環境中で、最も減少したのが草原だと言われています。これは、茅で屋根を葺いたり家畜の餌を採取することが少なくなったからです。しかし、葛城の森では、このうち、クズ、ススキ、ハギが、いたるところ(困るほど)繁茂しています。
 昔のように手入れして、その他の可憐な花を咲かす七草が出現してくるのを期待したいものですね。



2016年8月5日金曜日

8月度の里山散歩と森のボランティア募集




 梅雨が明けて、いよいよ夏本番かなと思ったら、森には密かに秋が忍び寄っていました。
森の遊歩道の脇には、もう、アキノタムラソウが咲き始めました。「アキ」という名前がついていますが、7月ごろから10月ごろまで咲いています。サルビアと同じシソ科ですから、茎が四角に角ばっています。花の形も面白いです。
 他には、細長い花序に黄色い小さな花を咲かせるキンミズヒキも咲き出しました。植物たちは、ちゃんと「立秋(8月7日)」を知っているのですね。


 涼しい木陰を散歩して、一緒に咲き始めた草花を探してみませんか? 8月度の葛城の森「里山散歩」は、下記の通り開催します。多くの方の参加をお待ちしています。

◎ それから、今月から森のボランティア」の募集が始まりました。早朝の気持ちよい時間に、ゴミを拾ったり、歩道にはみ出たツルを切ったりする簡単な森の手入れをやってくれる仲間を募集します。
  これは、里山散歩の前(午前8時)から始めます。集合は、同じ「トライアル」駐車場です。
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〇日時 : 8月14日(日) 9:50 集合 10:00〜12:00
      ※少雨決行、荒天中止
〇集合場所  : スーパーセンター 「トライアル つくば研究学園店」  駐車場
      〒305-0816 茨城県つくば市学園の森三丁目12番地6
      ※散策中はトイレがありませんので集合前にお済ませください。
〇参加費  :無料
〇申込み  :右上の「里山クラブ事務局」へメールまたは電話でお申込み下さい。
       ※当日飛び入り参加も可能ですが参加予定の方はご連絡いただけると助かります。
〇服装・持ち物  :長袖、長ズボン、帽子、運動靴、虫よけ、飲み物
〇直前連絡先  : 080−3913−1298

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