葛城地区大規模緑地(葛城の森)とは、「つくばエクスプレス」の研究学園駅の北東、駅から徒歩約20分のところに広がる茨城県が所有する平地林です。隣接する私有地(保安林)と合わせると20haもの広さになり、開発が進むつくば市において、豊かな自然が残る貴重な場所です。かつて、ここは里山として人々に利用されてきたところで、現在でも様々な動植物が生息しています。私たちNPOつくば環境フォーラムは、今から10年以上も前から保安林の一部にて森林保全や環境教育の活動を行ってきました。現在、茨城県の委託を受けて、この緑地を里山公園として利活用する取り組みを進めています。

2015年6月14日日曜日

里山散歩にて

 第1回の里山散歩がありました。途中、雨が降り出したので、急いで森の中へ逃げ込みました。森の中は涼しくて気持ちが良いくらい。コナラ、シラカシ、クリの実の小さな赤ちゃんを見つけました。まだ3ミリぐらいの大きさ。これから夏の日差しを受けて、どんどん大きく成長して、秋には立派なドングリになることでしょう。これから定期的に観察できるように名札を付けてきました。
 エノキの木には、春先に付着させておいたオオムラサキがサナギになっていました。鳥に見つからないように、葉っぱに似せた色、形になっています。写真のどこにいるのかわかりますか?





 昨年、刈り込んだ遊歩道わきで、茨城県の希少種のクチナシグサを見つけました。地面を這っている地味な植物ですが、果実がクチナシの実の形にているので、この名前がつきました。いままで暗い笹薮だったところを刈ると日差しが林床まで届き、一斉にいろいろな植物が芽を出します。これから、さらに森林整備が進んで明るいところが増えるのが楽しみです。





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